
龍安寺から徒歩20分の
退蔵院。
お目当ては狩野元信の枯山水庭園と
昭和の名庭、中根金作氏設計の余香苑。
元信の庭は比較的小さめで
ごつごつした大きい石がダイナミックに
たくさん置かれていて、間には
こんもり丸く剪定されている常緑樹との
対比&ハーモニーが心地よく、目が休まった。
ここに来る直前に通り雨が降ったおかげで
庭が濡れていて、植物のグリーンがさらに深まった。
たぶん、スケールの大きい庭ばかり見ていたから
知らない間に圧倒されていたのかもしれない。
小さめの庭は居心地がよく、かなり長居してしまった。
せっかくだから、オリジナルお茶菓子付きのお抹茶も。
ここには国宝の如拙の瓢鮎図がある。
そのナマズとひょうたんをあしらった
「是什麼(これなんぞ)」という
季節ごとのドライフルーツの入ったお菓子。
「なんのドライフルーツか当ててくださいね」
と言われて、美味しいけど「???」。
冷たいお抹茶も疲れた身体に沁み入った。
なんだろう、これ??
でも、知ってる味・・・チェリー・・・さくらんぼ!
当たり!
「あんまり当てる人少ないんですよ」なんて
うれしくて思わずニッコリ。
夜はごちそうが待っているのに
お抹茶でお腹ガポガポ。