義理の父が亡くなり、目まぐるしい天竜での一週間だった。
山が好きだったお父さんは、晩年は自分の山の手入れに力をいれていたそう。
お葬式の後、数日以内に、現世との決別の意味も込めて
使っていたお茶碗とお箸を処分するようにと言われたので
お父さんが大好きだった山に埋めに行った。
キャンプもできるように平らにした場所のそばの木の根元に
お茶碗は割って、お箸は折って、お供えしていたご飯と一緒に埋めた。
ひと仕事終えて、なんとなく上を見上げたら、
まっすぐに延びたフシや枝がない杉の木が整然と並んでいた。
すごいキレイ。
お父さんが一生懸命「枝打ち」をしたからこういう眺めになるのだ。
自分も少しやったことがあるだけに、どれだけ大変か少しは想像ができる。
本当に本当にお疲れさまでした。
まだ旅の途中だと思うけど、ゆっくりしてくださいね。