最終日は日本で一番美しい十一面観音像を見に渡岸寺の「向源寺」へ。
事前に白洲正子さんの「かくれ里」を読んでいて、絶対に見たいと思っていた。
さすが、国宝の十一面観音様はとても見ごたえがあった。
前日の十一面観音様もステキだったけど、もっと優雅な感じ。
ずーっと見ていたくなる観音様だった。
お寺を出ると、掃除をしていたおじいさんが話かけてきた。
この辺は大きな戦争が多かったという話をしてくれて、
「向こうの山は小谷山、あれが賤ヶ岳、あの辺が姉川」と
指差しながら教えてくれた。
今回の旅行でがぜん興味が湧いたのは地理や地形。
よく「ぶらタモリ」を見ているけど、歴史に興味があると、
芋づる式的に、地理や地形に興味が行き着くんだろうなぁということがピンときた。
京都に近いところは日本史で勉強したことがある地名が当たり前にそこここにある。
東京とは歴史の長さが違うなぁ。
お昼は長浜名物の鯖ソーメンを食べに
「翼果楼」へ。
鯖は「シメ鯖」じゃなくて、「焼鯖」。
めちゃくちゃ美味しかった。
お土産に買った鯖寿司も焼いた鯖。
シメ鯖のお寿司よりずっと好き♪
最後は国勝の
「慶雲館」。
七代目小川治兵衛のお庭は本当に見事だった。
でも、明治の終わりのお庭は、古いものばかりみていたから、新しく見えたかな。
琵琶湖まわりはいろいろありすぎる。
延暦寺も彦根城も行けてないのが心残り。
またいつか来れますように!